[ニューヨーク 23日 ロイター] 23日の米株式相場は続伸し、ダウとS&P500指数は終値ベースで1年半ぶりの高値をつけた。ハイテク株や工業?素材セクターが上昇を主導した。
半導体業界の需要回復や、キャタピラー<CAT.N>に関する証券会社の強気のコメントが支援材料となったほか、大型ハイテク株のアップル<AAPL.O>とシスコシステ
ムズ<CSCO.O>が約1年ぶりの高値をつけ、投資家の間で楽観的な見方が強まっていることを示唆した。クラフト?フーズ<KFT.N>も1年ぶり高値をつけた。
キャタピラーは4.1%高。ウェルズ?ファーゴが、力強い長期成長が見込まれることを理由に目標株価を引き上げたことを好感した。S&P工業株指数とS&P素材株指数はともに1%強上昇した。
半導体セクターにも買いが入り、フィラデルフィア半導体株指数は2.3%高、インテル<INTC.O>は1.9%高。インテグレーテッド?シリコン?ソリューション<ISSI.O>は、前日に第2?四半期の業績見通しを引き上げたことを好感して15%急伸した。
ダウ工業株30種は102.94ドル(0.95%)高の1万0888.83ドル。
ナスダ
ック総合指数は19.84ポイント(0.83%)高の2415.24。1年7カ月ぶりの高値で引けた。
S&P総合500種は8.36ポイント(0.72%)高の1174.17。
全米リアルター協会(NAR)が発表した2月の中古住宅販売戸数(季節調整済み、年率換算)は前月比0.6%減の502万戸と、予想よりも小幅な減少にとどまった
ものの、住宅市場回復のぜい弱さも浮き彫りにした。
KBホーム<KBH.N>は四半期決算が予想よりも大幅な赤字となったことを嫌気して1.7%下落。
ヘルスケアセクターは上昇が一服し、ヘルスケア関連株指数は0.3%安。シグナ<CI.N>は0.9%下落した。
グーグル<GOOG.O>が中国語のネット検索サービスを香港を経由して行うと発表
し、中国本土の検索事業から事実上撤退したことを受け、同業の百度公司<BIDU.O>は2.6%上昇。グーグルは1.5%安となった。
(カッコ内は前営業日比)
ダウ工業株30種(ドル)
終値 10888.83(+102.94)
前営業日終値 10785.89(+ 43.91)
ナスダック総合
終値 2415.24(+19.84)
前営業日終値 2395.40(+20.99)
S&P総合500種
終値 1174.17(+8.36)
前営業日終値 1165.81(+5.91)
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引用元:セキヘキ(Sekiheki) 情報局
しんせいめん 新生面の意味
10 年前